疑いが全くなかったわけではない


たろちゃんが小学生になり、初めて発達凸凹くんだと診断されたわけですが、 実はそれまで、発達障害を一度も疑わなかったわけではないのです。
保育園時代、たろちゃんはとても活発で元気な子でした。熱を出して病院に行っても病院中を歩き回り、じっとはしていませんでした。 感情コントロールが難しく、よく癇癪を起こしました。
ちょっかいを出されたり嫌なことをされるとすぐ手が出てしまったのでお友達とのトラブルも多かった。
そんなこともあり、ネットで発達診断があれば、当てはまるのかどうかチェックしてみたこともありました。
でも、ここはそうだけどこれは違う・・とあれもこれも当てはまるわけではなく、考えすぎだろうと思っていました。
後で知ることになりますが、発達障害と一言に行っても、その特性は子によって様々。簡単に型にはまるものでもないのです
。 なによりそれまで保健センターから発達について指摘されることがなかったので”ちょっとクセが強い世話が焼ける子”くらいに思っていました(笑)
ただ、今振り返ると様々なサインはあったように思います。保育園の先生たちは何か私に言いたかったのではないだろうか。
過去に一度、年長のころでしょうか。「たろちゃんの子育て何か困っていることはないですか?」と相談の時間を持たれたことがありました。
楽観的な私は「ちょっと大変な気もするけど、子育てとはこんなものなのだ。」という気持ちもあり、ただ「何もないですね」と返していましたから。
たろちゃんの発達凸凹を見抜けなかったのは、敏感なくせに鈍感な、私のせいかもしれません。



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